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Shopify Partnerとは?パートナーに依頼すべきケースは?

Shopifyには、構築からストア運用までさまざまな形でサポートを行っている、公式のパートナーが存在します。

それぞれ公式パートナーは、企業または個人がShopifyとパートナーシップを結んでおり、Shopifyのサイト構築やアプリ開発、テーマ開発など、さまざまな形のパートナーシップが存在します。

Shopifyストアをすでに持っている方もそうでない方も、Shopifyの公認パートナー企業に相談や依頼をする際に、迷われたことはありませんか?

この記事では、Shopify Partner(パートナー)や、Shopifyエキスパート、Shopify Plusパートナーについて解説した後に、Shopify公認のパートナーに相談すべきケースについて述べていきます。

この記事のポイント

  • Shopify公認パートナーの種類と違いについて知ることができる
  • Shopify 公認パートナー企業に依頼/相談すべきケースがわかる

Shopify公認パートナーについて

Shopifyには、Shopifyパートナーや、Shopifyエキスパート、Shopify Plusパートナーなど、公認のパートナー制度があります。
まずは、それぞれの公認パートナーの違いについて解説していきます。

Shopify Partner(パートナー)

Shopify Partner

Shopifyパートナーとは、Shopifyの公式パートナープログラムに参加している企業や個人のことを指します。
Shopifyパートナーには、サイト構築・アプリ開発・テーマ開発・コンサルティングなど、さまざまな形でのパートナーシップが存在します。
Shopifyパートナーは、Shopifyの最新情報やリソースにアクセスでき、また専門知識と経験を活用して、それぞれの専門領域でサービスを提供しています。

Shopify Experts(エキスパート)

Shopify Experts

Shopify エキスパートは、Shopifyパートナーの中でも、Shopifyに関するより深い知見と豊富な経験を持ち、くわえて厳しい審査条件をクリアした企業や個人に与えられるパートナーシップのことです。

先に紹介した紹介したShopifyパートナーは、申請さえすれば、ほぼ誰でもなれるパートナーシップですが、Shopifyエキスパートは、一定以上の実績が認められた、いわばShopifyの専門家のことを指し、高い専門性や実績を保持している証明でもあります。

Shopify Plus Partner(プラス パートナー)

Shopify Plus Partner

Shopify Plus パートナーは、Shopifyの最上位プランであるShopify Plusの構築において、豊富な知見と支援実績を有し、技術力や構築実績などの厳しい審査条件をクリアしたパートナーだけに与えられる、最上位のパートナーシップです。

Shopify Plusは、大企業や取引量の多いECサイト向けのプランであり、Shopify Plusを用いた大規模なサイト構築では、Shopify Plus パートナーがその高い専門性とスキルを発揮し、プロジェクトを推進していきます。

Shopify 公認パートナー企業に依頼/相談すべきケースは?

次に、Shopify公認パートナーに依頼/相談すべきケースについて、いくつかパターンをあげていきます。
パートナーに依頼すべきかどうか迷った時に、1つの参考にしてみてください。

デザインにこだわりたい

Shopifyには100種類以上のテーマがあり、ある程度はノーコードでの編集ができますが、希望通りのデザインにこだわりたい場合は、Shopify公認パートナーに依頼することをおすすめしています。

ストアの構築では、HTML・CSS・JavaScriptなどのコーディングの知見をはじめ、LiquidといったShopifyサイトで使われる専用の言語を扱うスキルが必要となり、専門性が無いとどうしても思い通りなデザインを表現できない場合があります。

デザインにこだわったストアを構築する場合に、自社にエンジニアがいない、または自社リソースをさけない場合は、一度Shopify公認パートナーに相談してみてください。

アプリ機能を選定したい / 実装したい

Shopifyはアプリをインストールすることで、必要な機能をすぐにストアに追加できる点が強みです。
しかしながら、同じような機能のアプリがたくさんあるため、どれを選ぶべきか分からなかったり、アプリ同士が干渉して機能が上手く動作しないこともあります。

Shopify公認パートナーは、よく使用されるアプリや、それぞれのアプリの特徴をよく知っているので、アプリの選定に迷った場合や、アプリの実装が不安な場合は、アプリ提供パートナー、または信頼のおける構築パートナーに相談するのがおすすめです。


【参考】Shopify おすすめアプリ一覧 20選 2023年最新版

カスタマイズのアプリを作成したい

既存のアプリではストアのニーズ機能を満たせない場合や、使いたいアプリがあるものの、他のアプリと干渉してしまう場合は、カスタムアプリを独自で構築して、機能対応させることが可能です。


また、外部の基幹システムなどとShopifyストアを連携させる場合にも、カスタムアプリの構築が必要になる場合があります。

カスタムアプリではAPIを利用して、データの連携を行いますが、連携する内容次第 では、ShopifyのプランによってAPI連携の可否があるので、必要がある場合は、そのような点も含めて公認パートナーに相談してみてください。


マーケティングやコンサルティングの支援がほしい

集客施策やアップセル/クロスセルの施策、CRM施策などを行いたい場合に、より効果的なアクションをするために、公認パートナーに相談するのも1つの手段です。

先に挙げた施策のほかにも、SEO対策や、Google Analytics4 (GA4)をはじめとした、Googleの各種分析ツールとの連携、広告運用ならびに分析、アクセス流入経路の分析など、Shopifyのプラットフォームを活かして、どのように数字をつくっていくかを、コンサルティングを得意とする公認パートナーに相談することで、課題改善を図ることができます。

また上記のような内容に加えて、運用や物流配送などの、EC固有のバックヤード業務においても知見があるパートナーだと、EC事業全体としての改善を図ることができます。


【参考】

ShopifyにGA4(Googleアナリティクス4)を設定する方法

KARTE×Shopifyで実現可能なデータマーケティング

Shopifyと多店舗運営の在庫・受注連携ならLOGILESSがおすすめ

ストアを国際展開していきたい

Shopifyは海外へ向けた越境販売もしやすいカートですが、そのためには言語や通貨の設定、配送方法の設定、国ごとの税設定など、さまざまな項目の対応が求められます。

加えて、越境ECで集客をするためには、それぞれの国に適したwebマーケティングやSEO対策をする必要があり、その上で現地の人が見て違和感のないコンテンツを作成することも求められます。

また、そもそもストアを構築する以前に、販売する商品に対して市場的ニーズがあるのかを徹底的に調査する必要もあります。

上記の他にも様々な項目が挙げられますが、海外に向けたEC販売をする際には、自社のリソースのみではカバーしきれない部分が、多々発生することが予想されるので、早い段階でパートナーに相談しておくのがオススメです。


大規模なECサイトを立ち上げたい

取引量の多い大規模なECサイトを構築する場合、アクセスが集中しても問題なく処理ができるような受注フローを組んだり、会員データのシステム連携を行ったりと、目に見えないバックエンドの分野でも専門的な知見が必要となります。

また、短時間に大量の購入アクセスが予測される場合の対応や、SNSを使ったソーシャルログインを実装する場合は、Shopify Plusでのサイト構築が前提となります。

このような理由から、大量のアクセスや注文が予測される大規模なECサイトの構築は、どのような構成にすべきか、どのような開発が必要になるかなど、1度Shopify Plusパートナーに相談してみてください。


【参考】Shopify Plus ストアの構築

まとめ

本記事では、Shopifyパートナーとパートナー企業に依頼すべきケースについて解説してきました。

この記事の要点まとめ

  • Shopifyパートナーには3種類あり、それぞれ専門性や実績の違いがある
  • 自社リソースでカバーが難しい部分は、公認パートナー企業に依頼/相談するのがオススメ

今回ご紹介した内容から、1つでも役立つ情報を手に入れ、ビジネスを加速させてください。

Shopifyのサイト構築や運用/コンサルティングサポートなどを検討されている場合は、お気軽にご相談くださいませ。
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※この記事は2023年5月時点の内容です。今後Shopifyの変更等により、記事の内容が古くなっている場合がございます。