「ShopifyストアでSEO対策をしてアクセスを集めたい」
「ShopifyでどのようなSEO対策ができるのか知りたい」
「SEO対策のためのShopifyオススメアプリが知りたい」
本記事はこのようなお悩みをもつ方のための記事です。
2020年は「新しい生活様式」という社会的変化により、ECサイトでの販売をする人がこれまでよりいっそう増えてきています。同じような商品を販売するときには、当然のことながら自社サイトが上位に検索されるかは重要となってきます。その対策こそが「SEO」です。
本記事ではShopifyで対策可能なSEOについて、Shopify Experts認定の弊社が丁寧にお伝えしてまいります。
この記事のポイント
- Shopifyで対策可能なSEO対策の方法がわかる
- ShopifyでのSEO対応アプリの特徴がわかる
- SEO対策で絶対に設定しておきたい2つのツールについて紹介
Shopifyで対策可能なSEOについて
Shopifyは他のECプラットフォームにはない細かなSEO設定が可能です。標準装備でSEOの基本的な設定ができるようになっています。
編集可能なSEO設定は下記の通り。
ストア全体
- タイトル
- ディスクリプション(説明)
コンテンツ(商品、コレクション、ブログ記事ページ)
- タイトル
- ディスクリプション(説明)
- URL
- 画像のalt属性
上図は商品編集画面です。「検索結果のプレビュー」にて、ページタイトルやディスクリプション、URLの設定などを行えます。デフォルトでは商品名がそのままURLとして入ってしまいますが、ここで変更できます。
Shopifyの優れている点は、オンラインストア全体だけでなく、各商品・コレクション・ブログ記事のSEO設定ができることです。これにより、各商品ページなども検索されやすくしています。
ゆえにユーザーが商品を検索するときのキーワードを想定し、そのキーワードを含んだタイトル・ディスクリプションを書きましょう。
このような細かいSEO設定は、他のECプラットフォームではなかなかできません。ここはShopifyならではの強みといえます。
このようにShopifyは最初からSEOの基本事項のほとんどをカバーしています。次章以降ではオススメのアプリや絶対に設置しておきたいツールなどについて解説していきますので、ストアのさらなるアクセスアップのヒントを手に入れましょう。
ShopifyでオススメのSEOアプリ
Shopifyの魅力の1つは、機能を柔軟にカスタマイズできること。Shopifyを容易にカスタマイズするのに役立つのが「Shopifyアプリ」です。Shopifyアプリストアにさはまざまなアプリが用意されています。その中でもSEOに特化したオススメのアプリを2つご紹介します。
SEO Manager
「SEO Manager」は月額20ドルで使える、Shopify専用SEOアプリ。SEOに関わる主な設定が可能で、多くのShopifyユーザーに使われているアプリの一つです。日本語対応はしておらず、英語のみ対応ですが、7日間の無料トライアルもあり、オススメのアプリです。
主な機能は下記の通り。
- Google検索でのインデックス状況やページスピード、モバイル最適化のチェックなど
- エラーやリダイレクトリンクのチェック
- 構造化データサポート
- 商品やカテゴリのTitleタグを一括変更できるテンプレート機能
- Google Search Consoleの検索パフォーマンスデータチェック
【アプリ概要】
- アプリ名称 : SEO Manager
- 料金 : 月額$20.00(7日間の無料試用期間あり)
- 対応言語 : 英語
Plug in SEO
「Plug in SEO」はShopifyストアを一括チェックし、SEOの問題点と解決策を提示してくれるアプリです。SEOの改善をすぐに見つけられるのが強みです。同アプリは無料プランと月額20ドルの有料プランがあります。主な機能としては、下記の通りです。
無料プラン
- ページの読込速度、リンク切れなど、SEOの問題点のチェックと解決策の提示
- 問題がある場合にメールで教えてくれる
- メールでのヘルプ、サポート
有料プラン
- SEOの自動最適化(手動での作業時間短縮)
- 構造化データサポート
- テンプレート作成や一括編集など、タイトルやディスクリプションを効率的に編集可能
- 詳細な説明ビデオの提供
- テンプレート作成などといったプレミアムサポート
- より高度なSEO対策機能
【アプリ概要】
- アプリ名称 : Plug in SEO
- 料金 : 無料プラン/有料プランは月額$20.00(7日間の無料試用期間あり)
- 対応言語 : 英語
ShopifyへのGoogleアナリティクス・Search Consoleの導入
ShopifyストアでSEO対策をするなら、Googleアナリティクス・Google Search Consoleの設定は必須といえるでしょう。ここからは、SEO対策に不可欠なこの2つのツールについて解説します。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは、Googleが提供する無料の分析、解析ツールです。ShopifyでGoogleアナリティクスを設定することで、ストア内でのユーザーデータを元にPDCAを回し、より効果的なストアに成長させます。
Google アナリティクスを活用することで、具体的には以下のような分析ができるようになります。
ユーザー
アクセスしたユーザーの年齢や性別、地域(国や都道府県・市区町村)やデバイスなどの分析ができます。
集客経路
アクセスしたユーザーの集客経路が分析できます。検索エンジン経由、ソーシャル経由、広告経由など。さらにパラメータの設定などを行うことで、より細かい分析が可能です。
アクセスページ
ユーザーがアクセスしたページを把握できます。アクセス数や滞在時間・離脱状況などがわかります。
また設定を行えばコンバージョン数も計測できるので、ユーザー・集客経路・アクセスページデータと組み合わせて分析可能。リスティング広告やSEOの効果測定に役立ちます。
Google Search Console
Google Search Consoleは、Googleが無料で提供しているWebサイトの管理ツールです。主に検索結果に関連するデータやパフォーマンスを分析できます。
GoogleアナリティクスはShopifyストア内のお客様の動向を把握できることに対し、Google Search ConsoleはShopifyストアに到達するまでのお客様の動向を把握できます。
さらに、Google Search ConsoleにストアのURLやサイトマップを登録することで、検索エンジンとの連携を行えます。Google Search Consoleにより、ストアのアクセスにつながる「過程」が分析可能。
具体的には、ストアの検索結果の状況とそれに付随する下記の情報を把握できます。
- ストアの改善案
- 被リンク数
- キーワード
- Googleが認識しているページ数
- Googleクローラーの情報収集状況
さらにGoogle Search Consoleは、Googleに対して以下のようなアクションが実施できます。
- Googleクローラーをストアに呼び寄せる(旧Fetch As Google)
- サイトマップの送信
- 検索結果から任意のURLを非表示にする
こうしたアクションにより、ストアの集客効果を高めたり、アクセス数減少の改善につながります。
Googleアナリティクス、Google Search Consoleを活用することで、お客様のWeb上全体の動きがわかります。
これらの設定方法は下記の記事を参考にしてください。
【関連】【初心者向け】ShopifyへのGoogleアナリティクス・Search Consoleの導入マニュアル(eコマーストラッキングの設定も!)
【TIPS】ShopifyストアのSEO対策に効果的な「構造化データ」とは?
最後にTIPSとして、ShopifyストアのSEO対策に効果的な「構造化データ」についてお伝えします。SEO対策の1つとして、自社のWebサイトに「構造化データ」を設置するという方法があります。
「構造化データ」とは、Webサイトにあるさまざまな情報を「検索エンジン」に伝える技術のことです。
たとえば、Shopifyストアの商品ページには、ブランド名、商品名、仕様、価格などユーザーにとって必要な情報があります。しかし、これらの情報は当然商品ページでしか見ることができません。
「構造化データ」を設置すると、検索エンジンでの検索時に「メタディスクリプション」とは別に「写真」「価格」「在庫状況」「口コミ」が表示されやすくなります。
このように検索時にユーザーにとって必要な情報を表示することは、クリック率の向上にもつながります。
「構造化データ」の設置のためにShopifyでは個々に対応する必要があります。手動でも可能ですが、先述の「SEO Manager」「Plug in SEO」等、アプリを利用することがオススメです。
詳細は下記の記事を参考にしてください。
【関連】ShopifyネットショップのSEO対策に効果的な「構造化データ」とは?
【まとめ】Shopifyで対策可能なSEO
本記事では、Shopifyで対策可能なSEOについてご紹介してきました。
【この記事の要点まとめ】
- Shopifyは各商品、コレクション、ページ、ブログ記事で細かくSEO設定が可能
- 本記事でご紹介したSEOのためのアプリ「SEO Manager」「Plug in SEO」はオススメ
- SEO対策のために「Googleアナリティクス」「Google Search Console」の設定は必須
- 構造化データの設定により、SEOがより強化される
本記事を参考にSEOを強化し、これまでよりもよりアクセスの集まるサイトを目指しましょう。
また、外注にてShopifyストア制作をご検討の方は、国内3社目のShopify Expertsに認定された弊社にご相談ください。
【関連】自社ECをShopifyで制作
【関連】【初心者向け】Shopifyの評判ってどうなの?売れるECサイトを低価格で実現できるShopifyを考察
※この記事は2020年6月時点の内容です。今後のアップデートやShopifyの仕様変更等により、記事の内容どおりに設定できない場合があります。