INTERVIEW 社員インタビュー
2020年入社/デザイナー・コンサルティング・運営/武田 佳奈
私がコマースメディアにいる理由
私はコマースメディアに入社する間に2社の転職を経験しています。1社目も2社目も今デザインを考える時の元になっており、それぞれ違ったデザインの在り方を学ぶ良い機会だったと思ってます。今回は私がECのデザイナーになるまでのお話とデザインにおいて大事にしていることをお話します。
大規模なデザイン業務からWEBデザインへの転身
1社目は新卒で大手車メーカーでデザイン開発に携わっていました。元々大学で彫刻を専攻していたので立体物をデザインできることに魅力を感じたことが入社の理由です。
車は多くの制約の中でデザイン性や機能性を考慮した設計をする必要があるので、数年単位でやっと1つの商品が完成します。各部署との連携やチーム内でのやり取り、問題を明確にしながら0,5~1mm以内の精度の中で完成させていくのは大変な仕事内容でした。
今ではその経験が、商品ページやECサイトに必要な情報把握、整理しデザインに落とし込む技術になっているのではないかと思ってます。
その企業には長く勤めていたのですが、家庭の事情で遠方へ引っ越しする事になり退職しました。次の仕事...と考えた時、他の職種も経験してみたいなという思いもあり、当時気になっていたWEB関係の仕事はどうかな?と学校へ通うことにしました。
3,4か月学校に通い最後にインターンシップで企業研修を受けるといったカリキュラムだったのですが、楽しく受講することができたのでこの仕事を経験してみたいなと感じて、次はWEB関連かつ好きなアパレル企業で働いてみたいと思い応募をしていきました。
未経験からのアパレルEC
2社目に入社した企業は実店舗の無いアパレルEC企業でした。私の入社した当時は6サイトほどの展開で楽天市場・Yahoo!ショッピング・ポンパレモール・ショップリスト・マガシーク・Q10での販売を行っていましたが、入社と同時に前任の方が退職し一気に6サイト分のあらゆる業務を担当することになりました。
ECが何か分からない状態から始まり、最初は必要最低限の事だけで精一杯でしたが、いろいろやっていくうちに全部がつながる瞬間がありまして、言葉にするのは難しいのですがあの瞬間のおかげでECの理解が一気に深まったと思っています。
その後、人が増えてきたときにはZOZOTOWNやロコンドなどにも出店し全部で10サイトの展開となりました。たくさんのモールを触っていくうちに各モールの特徴が見えてきて、このモールは安売り、このモールトレンド重視、ここはモール企画のセールに合わせると売れるなど、モール毎の売り上げの伸ばし方もどんどん習得していきました。
また、この企業はとにかくチャレンジしていく文化が強かったため様々なことに挑戦できる機会も得られました。
当時は1色だけモデル撮影を行い、他のカラーは物撮りのみの素材で商品ページを作成していましたが、ZOZOTOWNなどはバリエーションごとに検索画面に表示されるので、全バリエーションをモデル撮影にしたら売上があがると思ってました。
ただ、専用のモデルに依頼すると料金も上がってしまう事がネックとなり施策がペンディングになりそうだったんですが、その時利用していた貸会議室の受付の人がたまたまイメージとあっていたので、ダメ元でモデルのお願いしたら快く承認いただき、その後、全ての写真素材がモデル撮影になり、かなり売上アップにつながったチャレンジだったと思っています。
デザインにおいてのこだわり
あらゆるモールを経験しアパレルは大分やりつくし、もっといろんな商材を扱ってみたいと思ったので、当てはまる企業がないか探していたところでコマースメディアにたどり着き入社に至りました。
コマースメディアに入社してまず思ったことは、企業規模に対してクライアントに有名な企業が多いということです。また、今までの売ってきたアパレルと違い、商材によって売れ方がまったく違うという点も新鮮でした。
入社当時は制作部の配属となり、主にクライアントのShopifyサイトのデザインやコーディングなどを行っていましたが、アパレルEC企業でモールの運営や受注・CSの経験もあったので、現在ではコンサルティング部の所属として制作・運営の業務にも携わっています。
いろいろな業務を兼務しているのに、なぜコンサルティング部の所属なのかと不思議に思う人もいるかと思いますが、それは私がデザインをしていく上で一番重視していることが「売り上げ」だからです。
私はデザインにおいて情報を整理して魅力(売れるポイント)を探すことを重視し、競合他社や、実際に掲載される場所、購入者が閲覧する箇所を考えて売れるデザインに仕上げる。そういった事を意識しているデザイナーなんです。
それに加えて、運営や受注・CSの経験もあるのでEC全体の流れも加味してデザインすることも意識しています。目の前の売り上げも大事ですが、顧客が離れないように事故を起こさない事も長期的な目線で重要です。
コマースメディアで挑戦したいこと
私の所感ですが、コマースメディアに向いているデザイナーは、デザイン×何かのかけ合わせができる方じゃないかと思っています。
広く浅くECの業務に携わってきた方や、少数チームでがっつりEC事業を運営してきた方などが当てはまりやすいのかと。そういった方は特化しているものがなく自分に強みが無いと思われているケースが多いんですが、ECにおいてはその広い経験が強みになります。
他にもいろいろな領域に挑戦していきたい方などにもいい環境じゃないかと思っています。デザイン以外の強みを身に着けたくて能動的に挑戦できる方は、是非応援していきたいと思います。
私の今後としては、入社当時に思っていた通り、いろいろな商材に関わることはできているので、またこの知見を生かしてもう一度アパレルなどの女性向けの商材をやってみたいなと思っています。
昔は知らなかった売り方や施策、広告がたくさんあるので、昔よりもっと売れる自信があります。笑
一緒に挑戦してくれる方は是非ご応募していただけると嬉しいです。