意外に簡単!? Shopifyで絞り込み検索機能を導入する方法

意外に簡単!? Shopifyで絞り込み検索機能を導入する方法

絞り込み検索機能とは?

絞り込み検索とは複数の条件に当てはまる商品をユーザーが検索したいときに便利な検索方法です。

例えばカバンの場合には、サイズ・色・形など様々な要素があります。

黒くて、バックパック型で、13インチのノートPCが入って、価格は2万円以下で……
と、具体的な条件がはっきりしているユーザーにとっては、絞り込み検索は非常に使い勝手の良い機能となります。

下記は「ポーター」のECサイトの絞り込み検索機能です。
サイズやスタイルなどの要素で検索でき、お目当てのカバンを探しやすくなっています。

さらに、こちらはAmazonでの例。
こちらも多くの条件で絞り込むことが可能です。

絞り込み検索はもはや現代のECではお馴染みで、ネットショッピングをするなら誰もが使ったことのある機能だと思います。

絞り込み検索は、膨大な商品数の中からユーザーが自分が探している商品にたどり着くための重要な導線ですので、まだECサイトに導入していない方はすぐに検討を始めましょう。

絞り込み検索はどんなショップにおすすめ?

どのようなショップに絞り込み検索機能を入れたほうがいのでしょうか?
主に2つの視点で検討してみてください。

商品数

商品数が多いとユーザーは戸惑い、面倒になり、離脱する可能性が高くなってしまいます。それがCVRの低下、売上の低下をもたらします。

無限にあるんじゃないか?というくらい多いAmazon上の商品ですが、ユーザーが求めている商品にたどり着けるのは優れた検索エンジンと、この絞り込み検索機能のおかげです。

キーワード検索はピンポイントで欲しいものがわかっているユーザーには相性が良いですが、曖昧なニーズを持つユーザーには絞り込み検索の方が適しています。
ユーザーにより良い買い物体験をしてもらい、満足してもらうためにも導入することをおすすめします。

商品の要素数

検索要素が多い商品も、絞り込み検索機能との相性が抜群です。
例えば、ファッションアイテムはサイズ・色・ブランド・スタイルなど多くの項目があります。このような特徴をもつ商品を取り扱うショップでは絞り込み検索は「必須」です。強く導入をおすすめします。

逆に商品数が数点〜数十点、商品の要素が3種類以下といった単品通販に近いような商品ラインナップであれば絞り込み検索機能は不要です。むしろ、邪魔になる可能性すらあります。

ご自身のショップの商品構成に合わせて導入を検討してください。

絞り込み検索機能をShopifyで導入するには?

早速、Shopifyにて導入する方法をご紹介します。
絞り込み検索機能が付いている無料テーマもありますが、機能が貧弱であったりデザインの変更ができなかったりと、物足りないことが多いため、今回は「Power Tools Suite」というアプリをインストールして機能の追加を実現します。

かかる費用は月額15.99USD、14日間の無料期間が設定されています。
14日間である程度いじり倒して、無料期間中に継続して使うか使わないかを判断することをおすすめします。

アプリなしで絞り込み検索機能を導入しようとすると、非常に面倒なカスタマイズが必要になってきます。カスタマイズにはhtmlやcssを初めとしたコーディングスキルが必須となりますので、スマートに機能を導入したい場合はアプリを使用することをおすすめします。

Power Tools Suiteの絞り込み検索で利用できるデータは下記の6種類です。

  • タグ
  • コレクション
  • 商品タイプ
  • ベンダー
  • 商品価格
  • バリアント

これらの項目を使って商品のデータをどのように分類していくかを事前に決めておくことをおすすめします。先にデータ整備ができていないとメンテナンス性の低いショップになってしまい、後々非常に苦労することになってしまいます。

データ整備とは、ブランドには「ベンダー」項目を使い、商品カテゴリは「コレクション」項目を使う、などと事前に定義しておくことです。

また絞り込みに使う選択肢のデザインも豊富なオプションから選択可能です。

デフォルトはラジオボタンですが、ドロップダウンやスワッチなども選択可能です。ショップのデザインなどによってお好みの表示方法を選択してみてください。

< サンプルサイト >

このアプリには他にも効率良くタグやコレクションを編集したり商品の並び順を変更するなど、痒いところに手が届く機能が多く含まれています。詳細はアプリの説明ページやサンプルサイトをご覧になってください。
→ アプリ説明・インストールページ
→ サンプルサイト

インストール方法について

アプリのインストールは一般的なShopifyアプリのインストールと変わりません。画面の指示に従ってクリックしていくだけです。

テーマへのインストールは自動インストール機能がついています。Shopifyが提供するようなメジャーなテーマは全て自動でインストールすることが可能です。時間も数分で完了します。htmlやcssの知識や経験は必要ないのでご安心ください。

他の有料テーマやオリジナルのテーマを使用している場合や、無料テーマであっても深くカスタマイズしている場合は、自動インストーラーが使用できないことがあります。その場合は、マニュアルインストール(テーマに直接コードを追記する方法)で対応が可能です。

サポートについて

サポートは英語のみの提供です。ただ、サポートサイトのクオリティは残念ながら高くはありません。
何か分からないことがあったら直接サポートに質問した方が的確な回答が得られます。回答スピードも早く、当社で問い合わせた際は、1日以内にレスポンスがありました。

まとめ

絞り込み検索とは、複数の条件で商品を絞り込む検索方法のことで、商品数が多い・商品の要素が多いショップにはほぼ必須の機能ですので、導入をおすすめします。

Shopifyで手軽に絞り込み検索を導入するには、今回ご紹介した「Power Tools Suite」というアプリが簡単かつ高機能でおすすめです。

コマースメディア株式会社

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