【セミナーレポート】ロジレス×コマースメディア 共同セミナー(2020年11月25日開催)

【セミナーレポート】ロジレス×コマースメディア 共同セミナー(2020年11月25日開催)

 2020年11月25日(水)株式会社ロジレス(以下、ロジレス)と弊社コマースメディアへ、物流企業様からご要望をいただきクローズドセミナーを開催しました。今回も弊社登壇枠の一部をレポート記事にいたしました。

セミナーの概要

【当日の概要】

1)コマースメディア

  • EC業界の現状
  • カートシステムの役割
  • カートシステムの比較方法
  • 質疑応答
  •  

    2)ロジレス様

  • OMSとは
  • OMSの基本性能
  • OMSの分類
  • カスタマイズ方法について
  • ※上記のアジェンダは機密保持の関係上、詳細を伏せております。

    ロジレス様には、カートシステムやOMS、WMSでの機能重複を認識した上で、EC事業のフェーズや商材、販促方法に合わせて、どこまでシステムを入れるべきか、分かりやすくまとめていただきました。 弊社コマースメディアからはEC業界の全体像と、カートシステムの基本的な役割、カートシステムの比較ポイントなどをお話いたしました。今回はその一部だけご紹介します。

    ※OMS(オーダーマネジメントシステム:受注管理システム)
    ※WMS(ウェアハウスマネジメントシステム:物流管理システム)

    カートシステムの役割

    カートシステムの役割は主に「注文管理・商品管理・顧客管理・分析機能・サイト制作機能」の5つです。昔は決済機能などバックヤードの仕組み部分のシステムが多かったのですが、現在は制作機能とセットになって事が多いです。カートシステムによって詳細が異なりますが、今回はShopifyを例として説明いたします。

    注文管理

    その名の通りお客さんの注文を管理する機能です。番号順に注文を並べて、支払いや配送などのステータスを管理することができます。 お客様からのご注文キャンセルや配送先情報変更、注文商品変更等の要望がある場合もこの画面で行います。

    注文管理画面TOP※注文管理ページTOP

    他にも、何を購入したのか、金額はいくらか、配送の指定はあるか、決済方法は何かなど、注文に関する全ての情報を管理できます。情報が溜まってるので、何かトラブル対応や注文を再確認する際にも役立ちます。

    ポピュラーな方法として「注文情報をカートシステムからCSVで落とし、物流倉庫さんに共有する」「OMSで共有し物流倉庫側でCSVを落としてもらう」といった方法で、出荷指示を行うのですが、ロジレスであればWMSとしての機能があるので、自動で出荷指示を出すことができます。

    商品管理

    商品詳細ページに利用される、画像やキャッチコピー、商品説明文などのお客様の見える部分や、商品コード(SKU)やJANコードの紐づけ登録などができる機能です。在庫切れや入荷待ちなどの販売状況をECサイトに反映することにも利用できます。

    商品管理画面TOP※商品管理ページTOP

    顧客管理

    注回数やリピーター数、定期便の利用者情報など、顧客毎のデータを管理する機能です。注文情報とも紐づいているので、今まで注文履歴や平均的な購入単価などをお客様毎に見ることができます。

    顧客情報管理画面TOP※顧客管理ページTOP

    分析機能

    カート毎に仕様がかなり変わりますが、販売実績や売り上げ、平均単価などを見ることができます。セッションやCVRも見ることができますが、マーケティング要素に関してはGoogleアナリティクスを使うケースが多いので、あまり活用しないかもしれません。

    サイト制作機能

    現在、多くのカートシステムに導入されているフロント側の構築機能です。大体のカートシステムはテンプレートやテーマと呼ばれる、サンプルサイトのような物がいくつかあり、そのサイトを編集するような形でECサイトを制作できるようになっています。

    WEBサイトエディター※サイト構築画面 theme名 Debut

    テーマを利用すれば、HTMLやCSSなどの言語を使わずに、ECサイトを構築することができますが、多くのEC事業者が流用できるサイト構造になっているため、本格的にECサイト事業を始めたい場合は、そのまま利用せずカスタマイズを加えることが多くあります。

    以上が、基本的にカートシステムに備わっている機能と役割になりますが、カートシステムによって詳細は異なり、販促機能や対応決済方法も変わってきます。

    弊社はShopify expertパートナーですが、必ずしもShopifyを使うべきだと思っておりません。大事なのは、自分たちのEC運営では何の機能が必要か把握することです。まずは自分達の運用フローをまとめ、その上で必須な機能を検討するといいでしょう。

    もし難しければ、弊社のようなパートナー会社に聞いても良いですし、カート会社に直接聞いても良い思います。カートシステム選びは重大な分岐点になるので、今回のお話からマッチしたカートシステムに出会えるEC事業者が少しでも増えると幸いです。

    質疑応答

    最後に、質疑応答がかなり盛り上がったので少し多めにご紹介します。

    ■質問1
    絶対入れたほうがいい機能はありますか?

    A:カートに商品を入れて放置した方へメールを送る、かご落ちメールは必要です。統計上の話ですが、最も購入率(CVR)が良いとされており、ECの購入率(CVR)は自社サイトで1%と言われている中、かご落ちメールでは7%の購入率を平均的に取ることができます。

    ■質問2
    電話注文など古いやり方を残したい方は、カートシステムをどう活用すれば良いのでしょうか?

    A:そういった会社さんですと、根強いファンも多いと思いますので、電話注文も電子決済も両方とも実装すべきでしょう。Shopifyであれば手動で受注をつくれるので、電話で注文を受けて登録することができます。

    ■質問3
    初歩的な質問で恐縮ですが、自社サイトとAmazon、楽天市場にも出店して在庫数が全部で90個あるとしたら、自社サイト(30)Amazon(30)楽天市場(30)などで在庫を分散する必要があるのですか?

    A:昔はそのやり方しか無かったのですが、今はOMSがあるので在庫を一元管理することができます。自社サイト(90)Amazon(90)楽天市場(90)で在庫登録し、仮にAmazonで1つ売れたとしたら、自社サイト(89)Amazon(89)楽天市場(89)といった風な具合で効率的に運営ができます。

    ■質問4
    モールで売れている商品を自社サイトでも売れる様にするにはどうすればよいでしょうか?

    A:広告やSEO、SNS運用などのWEBマーケティングを行う方法もありますが、ブランドの認知度を上げることが重要になります。楽天市場などのモールで販売実績やランキングを取得し、実店舗にも卸す。そういった方法でブランドと消費者の接点回数を増やして、ブランド名の指名検索を増やし、自社サイトへの流入増やすといったやり方もあります。

    ■質問5
    ECサイト制作の際にShopifyをお勧めしない場合はどんな時ですか?

    A:例えば綿密なポイントプログラムや、会員に対してのランク付けなど、日本独自の機能が必要なケースですね。海外は合理的な方が多いので、クーポンでそのまま値引く対応の方が需要があるのです。

    コマースメディア株式会社

    国内3社目のShopifyエキスパートとして、サイトの制作・運営・物流までワンストップでサービスを展開しています。
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