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楽天ランキング1位獲得 CRICKET WEB様 | インタビュー 運営・コンサルティング事例

CRICKET WEBは、レディースのバッグをメインに展開するアパレルブランドです。人気女優やモデルの方が利用する事で多くの方から人気を集めています。当社は事業拡大を目指し楽天市場の運営やコンサルティングをコマースメディアへご依頼いただき、その取り組みについて取締役社長 山本 貴孝様と瀬川さんにお話を伺いました。

CRICKET WEBとは

ーーまずはブランドについてご説明いただけますか?

弊社「CRICKET WEB」は、もともとはネクタイのブランドでした。トラッドネクタイというのを日本に初めて広めた会社でもあり、イタリアの方から生地を調達して生産し、大型のセレクトショップさんにネクタイを卸すところから始まっている会社です。

その後、レディースのアイテムも取り扱う方針となり、約35年ほど前にトラッドベースのレディース雑貨「TOPKAPI」というブランドが立ち上がり、今の主力ブランドにもなっております。

ーーTOPKAPIって特徴的な名前ですよね。どういった由来でしょうか?

TOPKAPI」はトルコのトプカピ宮殿を由来としてます。それはなぜか、まず端的にお伝えすると西洋と東洋の交わる場所だったからです。

西洋の有名ブランドさんでもブランドを象徴する柄に日本の古い柄を取り入れてたりしますよね?そのように西洋と東洋の文化は良い意味で混じりあっていると考えております。そのような意味合いで、西洋と東洋が交じり合っている場所であるトプカピ宮殿から名前を取り、ブランドの考え方や概念を作り出しました。

コロナによる変革期

ーーかなり歴史があると思いますが、御社のEC事業はどのように始まったのでしょうか?

弊社のECは、楽天市場とかが出てきたEC黎明期の時代から現会長が「ECやるぞ!」と意気込んで始めた事業です。

でも、いきなり始めてもやり方が全く分からないので月10万とかしか売れなくて、そうこうしているうちにリーマンショックで店舗閉鎖や社内の人員整理があり、EC部門も3人ほど外から雇い入れてたんですけど縮小せざるをえない状況でした。

その時に僕がECを任される事になったんですが、パソコンが好きだったという理由で1人でコツコツやってました。笑

 

ーーそういった成り立ちだったのですね。ただ、現状はかなりECに注力されてますよね?

そうですね。先代から私が代表を引き継いだ時に、コロナが流行りはじめ、リアル店舗を維持することが難しくなっていたんですが、もともと私がECに携わっていたので、幸いなことにECで販売する基盤が出来上がっていました。そのため、今後の事も考えECを主体とする方向に舵を切り、今があると考えております。

当時からアウトレットを除けば大体6割はECの売上でしたが、コロナになりECに舵を切ってからは、6割、8割とECの売上比率がどんどん伸びていき、今はプロパーのEC比率はの9割りほどになっております。

そして、「CRICKET」はメンズのブランドだったため、メンズっぽさの緩和と様々なブランドを付随できるようにと「CRICKET WEB」にそのタイミングで社名を変更しました。

依頼の背景

ーーそういった歴史がある中で弊社にご依頼をしようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

実は、リーマンショック時代から一緒にやってきたパートナーさんがいたんですが、うちの規模感と合わなくなってきて、このまま依頼をし続けてもお互い不幸になってしまうと考えて、他のパートナーさんを探し始めたのがきっかけです。

 そこで、以前からコーポレートサイトの方でお付き合いのあった支援会社さんに自社ECサイトをお願いし、楽天が得意な会社としてご紹介を貰ったのが御社だったのです。

ーーご紹介いただいた時のことは覚えております。他の企業を比較されなかったのでしょうか?

そんなに沢山はしていないのですが、どこもデータを送ってくれたらこういった処理をしますといった機械的な支援ばかりで、柔軟なサポートが望めなさそうな印象でした。

弊社はECでの売上が多いのですが、ECのプロ集団でなくあくまでメーカーです。プロと比較するとECに詳しいとは言えないと思っております。しかし、ECの売上はどんどん伸ばしていきたいので、柔軟に手厚くサポートをしてくれるような会社がマッチしていると考え御社にお願いをしました。

コマースメディアへ業務をお願いしてみて

ーー弊社に業務をお願いしてみていかがでしたか?

CRICKET WEB 瀬川:月並みなんですが、まず皆さん本当に優しいし、丁寧且つスピーディーに仕事をしてくださることに日々感謝しています。

実際2年ぐらいご一緒にお仕事させていただいていて、最初は会社としても楽天に力を入れる方針でしたが、何をどうしていいか先が見えない状態だったので、その土台作りをコマースメディアさんと一緒にさせてもらいました。

 楽天市場での販促の進め方とか、弊社に足りてなくてもっと伸ばせるところを引き出してもらえたことが、最初すごく印象的でしたし、今も引き続き思っているところです。

 

ーーご依頼当初は内製化も視野に入れておりましたが、その点はいかがでしょうか?

CRICKET WEB 瀬川:今でこそ、楽天の知識はついてきましたけど、知識はついても手はなかなか動かせないですし、今になっても内製化は難しいなと思います。

現状もコマースメディアさんがいないと回らない部分が多くてむしろ社内の人員が1人で回せるように体制を作っていただき感謝してます。

山本社長:あと、ECとかデジタルって発展が激しいじゃないですか。さらに必要な知識も細分化されているので、内製化していくのは難しいと感じています。そのため、細分化された専門家を社内に沢山おいておくよりは、御社のようなパートナーさんにお願いしたほうが上手くいきやすいと思っています。

ただ、依頼する側としても、楽天市場がどういった概念で、どのような構成になっているかを理解していないと会話が成り立たないと思ってます。そういった面で、実際難しいとは思いつつ、社内の理解を深めるために、内製化というキーワードは最初から出しておりました。

コマースメディアとの実績

ーー弊社と取り組んでみて、一番実績になったと実感している事はなんでしょうか?

 CRICKET WEB 瀬川:一番を決めるのが難しいんですがコマースメディアさんには商品登録やコンテンツ作成、運用型広告の調整などの日々の業務や、マラソンやスーパーセールの施策考案から実行。そのスケジュール管理など満遍なくやっていただいているので、常日頃から実績を出しているのを前提として

直近ではインフルエンサーさんとのコラボ商品で楽天市場の総合ランキング1位を取れたことです。

事前の仕込み部分はもちろんですが、発売時刻に皆さんがオンタイムでチャットのやり取りをしてくださり、会社としては1人で対応していましたが、皆さんが一緒になって同じ目線で取り組んでくれること、そこが技術面でも精神面でもすごく助かりました。

今年3月に発売したインフルエンサーコラボ商品は、
リアルタイム総合ランキング1位と、バック・小物ジャンルのデイリーランキング1位を獲得しました。

 

ーー当時は関係者みんなでみてましたね笑

山本社長:チャットでコマースメディアさんが「楽天総合1位おめでとう!」と連絡をくださり、嬉しくてすぐ瀬川さんに電話しました!

ーー他に印象的な事はございますか?

CRICKET WEB 瀬川:コマースメディアさんは基本的に私がやりたいといった事に否定的でなく、どうしたらできるか寄り添って考えてくれますよね。今までやったことのないことは取っつきにくかったりしますけど、トライ&エラーでいろいろやっていただいていることにも大変感謝しています。

今後の展望

ーー今後の展望はどのような事を考えておりますか?

山本社長:端的に言うと、自社のブランド価値を正しく伝える事に注力していきたいと思っております。今までは、EC市場が右肩上がりだったから、割引やクーポンなどのお買い得感で物を売るっていうのが成り立っていたと考えています。

しかし、日本の人口も伸びていない今、どんどん市場が飽和してマーケットとしてはそんなに大きくはならないだろうし、そんな外部要因に期待してはいけないと思っているんですよね。

では、その中で戦っていくにはブランドとしての付加価値をどうお客様に伝えていくのかが重要になってきます。その場合、薄利多売ではなくTOPKAPIや他の弊社ブランドの価値観をお客様にちゃんと伝えてプロパーでもしっかり販売ができるようにブランドを成長させていきたいと思っております。

CRICKET WEB 瀬川:私も同じように思っておりまして、楽天ではTOPKAPIの指名検索は多いのですが、ブランドの価値がなかなか上がってないなと感じています。モールによっては割引施策が強いところもあり、楽天もそういう方向性なので難しい所はありますね。

楽天スーパーセールなどの特別なタイミングは仕掛けて売上を上げにいってもいいのですが、日々の売上はブランドイメージを高めて作ることをコマースメディアさんと一緒にしたいと思っております。

 

ーーありがとうございます。弊社も自社でブランド事業を行っているので、今の時代を生き抜くためにはブランドを成長させることが必須と考えております。より良いパートナーでいられるように今後も尽力させていただきます。

 

最後に

最後に、同ブランドのECサイトや人気の商品をご紹介させていただけたらと思います。
見ていただいた方でご興味ありましたら、ぜひご覧ください。

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