Amazon長期休暇で必要な2つの設定とは?
夏休みや年末年始、GW(ゴールデンウィーク)など、長期休暇の際に皆さんは対策を講じていますか?
ご存知の方も多いかと思いますが、Amazon(amazon.co.jp)に関しては、休日や祝日に関係なくリードタイムを設定しなくてはなりません。通常1〜2日で設定している出店者様がこの期日を守れなかった場合、Amazonでは出荷遅れと判断され、アカウントのペナルティとなります。
また、Amazonに関しては、ユーザーサポート(購入者からのメッセージ)に関して、返信期限が24時間となっております。 こちらも休日や祝日に関係なく対応が必要となり、24時間を過ぎてしまった場合には、リードタイム同様にアカウントのペナルティとなります。
この内容でお分かりかと思いますが、長期休暇の際には「リードタイムの変更」と「ユーザーサポート対応」の2つの設定が必要となります。
リードタイムの変更方法
リードタイムを変更するには、1アイテムずつの手動設定と一括設定があります。アイテム数によって使い分けが必要となります。
リードタイムの設定〜手動変更編〜
- セラーセントラル>在庫>在庫管理をクリックします。
- 在庫管理画面>詳細の編集をクリックします。
- 詳細の編集>出品情報タブ>出荷作業日数>保存して終了
出荷作業日数に入力する値
出荷作業日には、1〜30の値を入れます。
※「2〜3日」「3〜4日」「6〜10日」など設定したい場合は、以下の値を入力することでされます。
※「3」と入力した場合→通常2-3日以内に発送しますと表示されます
リードタイムの設定〜一括変更編〜
アイテム数が多い場合には、一括登録の設定をオススメします。
- セラーセントラル>在庫>出品レポートをクリックします。
- 出品レポート>レポートをリクエストをクリックします。
・レポートの種類の選択:「出品レポート」を選択してください。
・15分程度経過するとダウンロードが完了し、ダウンロードボタンが表示されます。
・ダウンロードを押下し、ファイルをテキスト(タブ区切り)形式で保存します。
・エクセルやスプレッドシートで保存したファイルを開きます。(工程4で使用します。)
次にアップロード用のフォーマットに転記します。
- セラーセントラル>在庫>アップロードによる一括商品登録をクリックします。
- 在庫ファイルのダウンロード>在庫ファイルを展開>価格と数量の変更をクリックします。
- ポップアップページ>価格と数量変更ファイルをクリックします。
メディアカテゴリーのみファイルが異なりますのでご注意ください。
クリックすると自動的にエクセルファイルがダウンロードされます。こちらがアップロード用のファイルとなります。クリックしてダウンロードしてください。 - ダウンロードファイル>テンプレート>先ほどの出品レポートファイルを使用して、指定項目の入力をします。
・商品管理番号(sku):変更が無くても必ず入力してください。
・在庫数(quantity):変更が無くても必ず入力してください。
・リードタイム(出荷までの作業日数):必ず休暇期間を含む日数を入力してください。値の入力方法は、手動登録に記載された「出荷作業日数に入力する値」をご確認ください。
・アップデート・削除:必ず「PartialUpdate」と記入してください。
- エクセルファイル>名前をつけて保存>ファイル形式「テキスト(タブ区切り)」>保存
入力の完了したシートは、アップロード形式「テキスト(タブ区切り)」で保存してセラーセントラルに アップロードします。
一括アップロードの手順
- セラーセントラル>在庫>アップロードによる一括商品登録をクリックします。
- 在庫ファイルのアップロード>カテゴリー別在庫ファイル/ 出品ファイル(L)/価格と数量変更ファイル(汎用版)>アップロード
・ファイルの種類:「カテゴリー別在庫ファイル/出品ファイル(L)/価格と数量変更ファイル(汎用版)」を選択します。
・ファイルをアップロード:先ほど保存した「テキスト(タブ区切り)」ファイルを選択します。
・処理レポートの形式:Excelを選択します。
最後にアップロードを押下して完了です。実際に反映されているか確認は忘れずにしましょう。
また、作成したファイルは保存しておき、再度リードタイムの設定を戻す際にご活用ください。
外部の在庫連携システム/アプリを使用している場合
在庫連携システムを使用されている場合には、注意が必要です。ご紹介しましたセラーセントラルでの設定を完了しても、在庫連携システム内でリードタイム設定がされている場合、上書きされてしまいます。在庫連携システムを利用している場合、必ずシステム側の設定および運用の確認を推奨します。
ユーザーサポート対応の管理方法
リードタイムの設定は完了しました。次にユーザーサポート対応ですが、休日の対応はどのように管理していますか?
24時間以内に返信をしなければペナルティになるため、最低でも1日に1回はチェックが必要となります。しかし、常にPCをを持っているわけでなく、タイミングで見れない事も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介するのでは、設定というよりは管理方法になります。知らない方は是非ご活用ください。
セラーセントラルアプリの活用
Amazon Seller(アマゾンセラー)アプリでは、売上分析、注文の出荷、販売する商品の検索、出品、在庫、返品の管理、さらに購入者からの質問への対応が可能です。要するにPCが無くてもアカウント連携を事前にするだけで、どこでもユーザーサポート対応が可能となります。アプリですので通知をしてくれるように設定も可能なのも安心できるポイントです。
返信内容に関しては、「翌営業日に対応させていただきます。」という文言でも問題ございません。
※尚、こちらのアプリはiOS/android版ともにありますので、是非ご活用ください。
まとめ
Amazon(アマゾン)のペナルティに関しては、他モールよりも特に注意が必要です。ペナルティが続くとアカウントの停止も考えられますので、忘れがちな長期休暇の設定は必ず行いましょう。
また、長期休暇明けのリードタイムを戻す設定も忘れないようにしてください。日程の変え漏れは、売り逃しにつながります。
尚、マケプレプライム実施店舗様におきましても、別途設定が必要となりますので、注意が必要となります。