INTERVIEW 社員インタビュー

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2022年入社/コンサルティング・運営/平田 奈々絵

私がコマースメディアにいる理由

私は離島の田舎で生まれ、情報の獲得をWEBに頼らざるをえない環境で育ちました。WEBに感謝したことはたくさんあるのですが、印象に残っているのは大学受験の時です。島には予備校もなく中々最新の情報が入ってこずに心細かったですが、WEBのおかげでいち早くキャッチアップすることができました。そういった、WEBのおかげて情報格差から救われる経験が多かったため、将来はWEBに関わるような仕事をしようと決めていました。

今回は私がコマースメディアに入社するまでに経験した事をざっくばらんにお話させていただきます。

ECの仕事を考えるきっかけ

新卒のときはWEB関連の事業かつ中小企業で新卒でも責任を求められる厳しい環境で働いて、スキルアップをしたいと考えていたのでベンチャーのWEB制作会社へ入社しました。そこでは中小企業や個人事業主さんのコーポレートサイトや採用サイト、問い合わせを目的としたサービスサイトなど様々なサイトのディレクションを担当していました。

新規の制作だけでなく、既存サイトの改修提案も行っていたので、お客さんの課題をヒアリングしたり、分析をして潜在課題を発掘することも行っていました。おかげさまで様々な業種業態の企業さんとお仕事ができ楽しく過ごせていました。

たくさんの経験を積んでいく中で、サイトを納品した後まで支援できるようになりたいと考え始めました。田舎者だった自分が消費者としてよく使っていたECがイメージもわきやすかったこともあり、ECサイトを運営していて業務を内製化している企業にしぼり転職を決めました。

はじめてのEC

最初は新ブランドのサイト運営担当という話で内定をもらっていたんですが、結局できる範囲はすべてお願いしたいとなり、現行ブランドも含めECの攻め(販促)・守り(運営)両方を担当することになりました。

EC自体は未経験での入社でしたが、仕組みづくりの中で、ECの運営業務全般に関わって深く理解できたので非常に良い経験だったと思っています。

そしてECを任された私が最初の起こしたアクションはモールの出店です。実店舗がメインの企業という事もあり、基本的に実店舗のリピーターがECを利用していたので、ブランドを知らない新規を取りいくためにモールの出店をまず行いました。

しかし、扱っていた商材が多品種小ロットで在庫管理がアナログであったため、売り上げ増加により業務量がふくらみ対応が間に合わず、売れるときに在庫が無いなど機会損失が起こっていました。これは運営オペレーションに人を介する手順が多すぎることが原因として明確だったので、システム化して運営をきれいに回せるようにシステムの導入を進めていきました。

運営の強化

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まずは複数販路で多品種小ロットの商材を人力で管理しているという状態だったため、OMS(一元管理システム)を導入して、受注、発送・在庫管理のシステム化を進めました。

次に自社発送でアナログで対応していた受注・出荷業務の改善です。1日100件程度の発送が限界で明らかに売上拡大の障害になることが見えていたので、外部倉庫に委託し1日の発送可能数を増やしました。

そして、基幹システムの変更が社内で決定し、今までのカートシステムでは対応できなかったためカートシステムの移行も行いました。当時、ShopifyかEC-CUBEかで検討していましたが、定期購入の仕組みや基幹システムとの連携方法にかなりのカスタマイズが必要であったため自由度がより高いEC-CUBEに決定されました。今であればまた違った判断になったかもしれませんね。

自社ECでは、ユーザーにECと実店舗をシームレスに利用してもらうために実店舗とキャンペーンを合わせる必要があったため、会員ランク別に自動的にキャンペーン価格が変更されたり、定期購入も商品ごとに複雑な仕組みで運営したりと、かなり複雑な機能を実装していきました。

他にも細かい話は色々あるのですが、様々な範囲に手を付けていきバックエンドの整備をひと段落させましたが、実店舗メインの会社だったため制約が多く攻めの打ち手が限られることもあり、もっと販促側の動きを自由にしていきたいと考えました。

ただ、制限が一切ない会社はないので、様々な企業と関われる環境が理想に近いと考え、支援側に回ることを決めました。

コマースメディアの印象

最初はECだけでなくSaaSなどのツールも興味ありましたが、人材紹介会社から他のECコンサル企業と一緒にコマースメディアを紹介され、運営を大事にしているスタンスが、自分がやってきたことと非常に近く、自分の力を生かせるかつ事業内容に共感をもてたので応募をしました。

面接で代表の井澤と話し、現在の会社の雰囲気とも合いそうだと思い、私の中ではここだと感じ、内定を出されたときには直ぐ内定を承認しました。

コマースメディアの方は大人で理性的な人が多く、プライベートと仕事の区別がしっかりある方が多い印象です。特にお子さんのいる方が多くて、家庭とのバランスをうまくとって仕事をしている方も多くいらっしゃいます。最近フレックスも始まって、途中でお子さんを迎えにいってから業務を再開される方もいています。

また、入社した最初は他のメンバーの方に出社していただき対面でコミニケーションがありましたが、慣れてくるとリモートがメインになるので、自分から人を巻き込んでコミニケーションを取っていかないといけないと感じました。SOSを出すことができれば親身に聞いてくれる方が多いので、臆せず声を出すことが重要です!

他にもコマースメディアの特徴として、クライアントや取引先とは対等な関係であるという文化があり、クライアントであっても伝えるべきことは伝え、コマースメディアが費用を支払う取引先であっても、一緒に仕事がしやすいように最大限配慮をしていく。そういうスタンスには感銘をうけました

コマースメディアで挑戦したいこと

私は運営主体の経験で入社しましたが、マーケ側の領域も力を付けていきたいと思っていたので、もっとEC全体の理解を深め、運営もフロントもディレクションできるようになりたいと思っています。入社時に井澤にもそのことを伝えていたため広く経験ができるコンサル部に所属しています。

今は色々なクライアントを支援する傍ら、社内の様々なナレッジが個々のメンバーに溜まってしまっている状態なので、ナレッジを集約させてEC経験がない人を育てていく仕組みを作っていけるようにしたいとも思っています。組織を作ることにも興味があるので、そういったこともこの会社でチャレンジしていきたいと考えています。

また、コマースメディアには過去にECで苦労された経験がある人や、クライアントの商売にリスペクトを持てる人、自分のスキルを貪欲に高めていきたい人などが多く、同じような境遇や考え方の人は合っていると思っています。

反対にECへの関心が薄い人や、実際に人や物が動いていることをイメージできる方でないと相性が悪いかもしれません。ただ、未経験でもEC業界へチャレンジしたい気持ちが強ければ活躍できる環境はあり、現にそういったメンバーもいます。

是非、自分のEC力を試したく、これからも高めていきたいと思っている方はご応募いただければ嬉しいです!地方の方も大歓迎です!