INTERVIEW 社員インタビュー
2019年入社/EC運営メンバー/倉田 麻里江
私がコマースメディアにいる理由
業務委託契約をしていただいている倉田と申します。3人の子供を抱えるママですが、バリバリのキャリアウーマンでもあります(笑)今回はそんな私がなぜECの仕事をしているのか、コマースメディア社でどういった業務をしているのか、なぜ業務委託なのかなど、色々なお話できればと思います。
物販が好きで入ったEC業界
元々物を売る事に興味があり、新卒の頃は大手食品スーパーに勤め、実店舗でお客様対応や仕入れなど様々な業務をしていました。実店舗は実店舗で楽しく仕事ができていたんですが、社内結婚をしたことで、夫婦で繁忙期が一緒になってしまうと子育てにも影響が出てしまいそうで、ずっと働くことは難しいと思い退職する運びとなりました。
ECに興味を持った象徴的な出来事は正直ありませんが、昔からネットでよく物を買っていて、ECという事業形態は絶対に伸びると思っていました。更にECであれば、働く場所に縛られることがないので、家庭を守りながらも全力で仕事と向き合える。そんな色々な可能性を当時から感じていたのです。
前職を退職したものの、EC未経験だった私はスキルを身に着けるため、ECを専門にしている派遣会社に契約社員として入社しました。そこから化粧品企業と食品商社の2社に出向という形で1年ずつECを学びながら勤め、ある程度実力がついてきたタイミングで契約社員をやめ、個人事業主としてEC運営企業と業務委託契約を結び、新しい働き方を始めることができました。
そのEC企業ではリモートで働くことができたので、家庭も仕事も大事にしたい私なりの働き方ができていたので良かったのですが、事業が規模縮小の方向性となり予算が縮小したので、業務委託の私は新しい契約先を探すことになりました。
今度も同じように家で仕事ができ、ECのサポートができる仕事を探していたところ、ある企業の面接を受けた時にコマースメディアをご紹介していただき、応募したところ、すんなり業務委託契約を結んでいただけたのです。
また業務委託という形で働けることになったので、コマースメディアとの契約がメインとしてありつつ、少しだけ前職の業務も行っています。正社員であれば完全にやめるつもりでしたが、思い入れもあるので今後もお付き合いしていけるのはとても嬉しいです。
家庭も仕事も大事にする為に業務委託という選択
なんで業務委託なの?とよく聞かれますが、私は業務委託に固執しているわけではなく、私が目指すライフスタイルでは、家で仕事ができる方が都合が良く、条件を絞って探していった着地点が業務委託だったという感じです。
私は自然が多いところで育ってきたこともあって田舎の暮らしが大好きで、自分の子供にも同じように自然に囲まれて育ってほしかったんです。しかし、自然を追い求めるほど都心から離れていくので、どうしても通勤に時間がかかります。もちろん近くで職場を探すことも考えたのですが、EC企業は東京に集中しているため、なかなか良いところが見つかりませんでした。
職場と家の距離が遠いと子供に何かあった時にすぐに迎えに行くことができいので、リモート勤務ができる職場は非常にありがたいです。今住んでいるところも都内からは離れた場所ですが、おかげさまで家庭も仕事も大事にすることができています。
具体的な業務内容
実はついこの間まで産休をいただいていて絶賛子育て中で、今は時短勤務をしていますが、これは私とコマースメディアとの間で築いてきた信用の上で認めていただいている事だと思っています。
フルタイムで稼働している時は、全部で5社のCS・物流のハンドリング・サイト更新などなど、EC運営全般を同時並行で行い、午前中は受注処理やカスタマー対応、午後には商品登録作業、各企業のイベントやキャンペーンの進行、保管や入出庫含めた倉庫との連携など、盛りだくさんのタスクをこなしていました。
加えて、自社ECサイトだけでなくAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECモールの運営も入ってくるのです。もちろん私1人で全て行うわけではありませんが、これだけ色々な事を行うので、決して楽ではありません。
また、複数のサイトを同時に運営していると色んな情報が入ってくるので、情報をまとめて漏れないよう注意することや、チャットで齟齬が出ないようにちゃんと確認する事など基本的なビジネススキルも求められてきます。
今は少し業務ボリュームを落としていただいてますが、なるべく早く完全復帰する予定です。子育てで少し目を離してしまうこともあると思いますが、柔軟に対応していければ思います。
マニュアルはあれど柔軟性が必要
入社したときに驚いた事なんですが、コマースメディアではEC事業の全体を網羅したノウハウがあり、クライアント毎のマニュアルが整備されていて、経験者であれば見るだけで十分業務ができるような環境があるんです。しかし、マニュアルをアテにして何もかも上手くいくほど甘くはありませんでした。
コマースメディアは受託運用なので、ブランドやメーカーの方針に関わる判断はクライアントにエスカレーション(上申)を行う必要があります。しかし、クライアントも試行錯誤しながら業務を行っているので、がっちりスキームが固まった状態で指示が出ることは殆どありません。私は自社運営のECを経験してきたので気持ちはよく分かりますが、そういった場合は「この判断は物流への負担が大きいのでやめた方が良いです」とか、「このスキームではこういった事が起きる可能性があるので、リスク対策もお願いします」など、こちらから提案をして私たちがクライアントを導いてあげる必要があります。
指示された事をきちんと実行する能力も素晴らしいのですが、私たちはEC運営のプロとして、クライアントのやりたいことを実現しつつリスクを減らしていくため、御用聞きにならずに伴走していかなければいけないんです。
今までの話から「もっと楽な会社と契約すればいいのに」と思う方もいるでしょう。しかし、こういったハードで難易度の高い業務内容でも仕事を続けたいのは、コマースメディアの方々が私を業務委託という扱いをせずにメンバーと同様に見てくれているためです。色々融通も聞いてもらってますが、意識としては契約部分が業務委託なだけで、私自身もメンバーのつもりで働いています。おかげさまで居心地が良く、いいメンバーといい環境で仕事ができているなと感じています。
業務委託でも正社員でも、同じチームであることは間違いありません。そういったチームだったり、クライアントやパートナーさんを本当の意味で大切にする会社なので、共感いただける方は是非、お話させてください。