【採用】福岡・東京のECデザイナー募集!先輩社員に魅力を語ってもらいました

 

自社で培ったEC事業のノウハウと複数のモール運用・物流・カスタマーサポートといった幅広いサービスを強みに、クライアント企業のEC売上拡大を支援しているコマースメディア株式会社。近年は福岡にもオフィスを構え、全国規模で人材を募集しています。

今回は自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、ECデザインの世界へ転身したKana.Tさんをインタビュー。彼女は「与えられた依頼をこなすだけ」ではなく、自社ブランドサイトの企画から運営、分析までを一貫して担当し、売上につながるデザインを追求しています。

 

単にサイトを美しく飾るのではなく、「なぜこのデザインを採用した方が良いのか」を明確に説明できる論理的思考と、数字で結果を出す戦略的な発想をあわせ持つKana.Tさん。これまでのキャリアや仕事への思いについてお話を伺いました。


 Kana.Tさん

販売企画部 リーダー/企画・バイヤー

美大で彫刻を専攻した後、大手車メーカーでのデザイン開発を10年経験。その後アパレル企業でWebデザイン・EC運営に携わる。現在はコマースメディア株式会社コンサルティング部門に所属し、デザイン制作だけでなく、運営や自社ブランドの商品企画まで幅広く担当。ECの全体像を理解したデザイナーとして「売上」を最重視し、情報整理から魅力的な表現までを一貫して手がける。

 

 

異業種からECの世界へ

――まずはこれまでのご経歴や仕事の内容をお聞かせください。

もともと美大で彫刻を専攻していて、立体の造形などを学んでいました。卒業後は「立体が作れる仕事をしたい」と思い、大手自動車メーカーに就職しデザイン開発に携わっていました。自動車メーカーには約10年間勤務していましたが、開発拠点が地方にあったため、結婚を機に転居を伴う退職を決意しました。次のキャリアを考える中で、「ECサイトやWebの仕事が面白そうだな」と思ったのが大きな転換点ですね。

 

――なぜECサイトに興味を持たれたのでしょうか?

自動車のデザイン開発はスパンが長く、2年ほどかけてひとつのモデルを作り上げます。情報管理も厳重で、自分の作業がどこまで全体に影響するのかが見えづらい部分もありました。その点、ECサイトの運営は、デザインから商品登録、売上のフィードバックまで一貫して見ることができ、結果が数値としてすぐに返ってきます。そこに面白さを感じたことが大きかったですね。

 

――コマースメディアを選んだ理由は?

アパレル企業でしばらくECの経験を積んだ後、通勤や体調などの事情もあり、リモートで働ける環境を探していました。そのとき見つけたのがコマースメディアでした。もともとアパレル系やモール運営をやってきたので、コマースメディアがさまざまなモール運営や自社ブランド事業を行っている点はとても魅力的でした。自分の経験を活かしつつ、新しいチャレンジができる可能性を感じたのが決め手です。

 

ブランド戦略からデザインまで。コンサルも担うECデザイナー

――現在の具体的なお仕事の内容を教えてください。

最初は制作部に所属し、主にサイトのデザインや構築を担当しておりました。
ただ、私自身「より売上に直結するような施策や提案をしていきたい」という想いが強く、次第に制作業務にとどまらず、セールや販促を含めた運営業務にも関わるようになりました。現在では、制作物全般を担当しながら、運営部門やコンサルティング部門とも連携し、より効果的なプロモーションやサイト改善の提案にも取り組んでいます。

 

――そうなると、仕事の幅がかなり広がりますね。

はい。今は自社ブランドの立ち上げや運営・商品企画、パッケージデザインなど、ECデザイナーの枠を超えた業務に携わっています。自分が提案した施策の結果が売上として返ってくるところまで見届けることができるのが、すごく面白いですね。

 

――単なる「デザイナー」ではなく、売上にコミットするようなお仕事なのですね。

そうですね。クライアントワークなら、既に知名度の高いメーカーさんの商品を扱うことが多いです。その場合は既にブランド認知が高い分、見せ方の工夫で売上が大きく伸びることもあります。

一方、自社ブランドのECサイトは、何から何まで手探りな場合が多いです。認知度がない段階からどうやって世界観を構築し、どんな商品を揃えていくのか、仕入れや販路の開拓も含めて携われます。「デザイナー」と言いながらも実際には商品のブランディングやセールスを支える“コンサルタント”的な仕事をしている部分が大きいですね。

 

“売れるデザイン”の本質は、情報の整理


――どういう点にこだわってデザインしているのでしょう?

私自身、いわゆる「感覚的なデザイン」というより、すべてに理由づけがあるデザインを大切にしています。たとえばレイアウトひとつ取っても、「なぜこのパーツをここに配置するのか」「なぜこの色を使うのか」という理由や狙いが明確にある。そうした根拠のあるデザインは、説明もしやすいし、目指すべきゴールが明確に共有できるんです。

 

――“売れるデザイン”を心がけるうえで、どのような視点が重要になりますか?

「デザイン」というとビジュアルの美しさが注目されがちですが、“売れるデザイン”の本質は情報の整理と伝達にあると思います。

 

  • お客さまにとって一番知りたい情報を効果的に配置する。
  • いかに見やすく・迷わずに理解してもらうか。
  • 必要な情報をきちんと強調し、不必要な要素をそぎ落とす。
  • ブランドや商品の世界観を表現し、魅力を最大化して届ける。
  • そうした設計があって初めて、売れるデザインが成立するんだと思います。

 

枠にとらわれない多角的なアプローチ

――コマースメディアで働くうえで、特に魅力を感じる部分はどこでしょうか?

一番は、仕事の範囲が制限されていないところですね。たとえば制作会社や代理店だと、「与えられたタスクを期限内に仕上げる」ということがゴールになりがちですが、コマースメディアは「売上を上げるために必要なことなら何でもやる」というスタンスがあります。

 

――デザイナーの枠にとらわれないんですね。


そうですね。デザイナーであっても、コンサルの要素が必要ならその業務に踏み込みますし、現在の業務は自社ブランドの立ち上げを担っているということもあり、商品の企画・仕入れや取引先とのやり取りにも携わります。実際に担当しているクライアントワークでは、少し範囲が狭くなりますが、デザインから運用、データ分析、売上管理まで一貫して携わることが可能です。視野が広がるし、自分の提案がすぐ数字に反映されるのも大きなやりがいですね。

 

――具体的な成果事例があれば教えてください。

サイト立ち上げ当初から、デザイナー兼コンサルとして担当していた楽天店舗の案件があります。モールでは「母の日」「父の日」「福袋」など季節に合わせたイベントやギフトで売上が立ちやすく、シーズンに合わせた見せ方や検索キーワードの盛り込みを提案しデザインしていきました。言葉で言うと簡単ですが、セット商品の企画や販促物の提案、広告のクリエイティブ作成まで、ここに列挙できない業務が他にもたくさんあります。

楽天ではスーパーセールやお買い物マラソンといった、モール独自のイベントに合わせた施策が重要であるため、セール等の販促企画も一緒に考えてコンテンツ作りをしていき、企画した商品が楽天の総合ランキングに入賞するほどショップが成長しました。数字で成果が即わかるのは、本当に面白いですね。

 

福岡オフィスでの働き方と魅力

――福岡オフィスでの働き方についても教えてください。

コマースメディアは全国に拠点やチームが散らばっていますが、その中で福岡オフィスは東京の次に人数が多い拠点で立地も魅力的です。リモートメインの人もいれば、オフィスに週5で出社している人もいて、「自分が一番パフォーマンスを発揮できる働き方をしよう」という考え方がベースになっています。

 

――どんな人たちが在籍していますか?

福岡オフィスには、幅広い経歴のメンバーが集まっています。運営や制作の部署のメンバーもいますし、一人で抱え込まずに相談できますよ。

 

――チームワークも抜群な印象があります。

はい。今のチームでも福岡のメンバーと仕事をしています。 離れた拠点のメンバーともオンラインでやりとりできますし、そもそもリモート勤務が主体のメンバーが多いので、どの拠点に所属しているかということでコミュニケーションの差を感じることはあまりないです。また、オフィスでは気軽に声をかけ合う文化があります。「こういうことを試してみたいんだけど、どう思う?」といった提案に対しても前向きに応じてくれるので、相談しやすい環境ですね。

 

ビジネス視点を養いたい人には最適な環境

――ECデザイナーとして、どのような方を求めていますか?

デザインスキルに関してはもちろん大切ですが、単に「言われたものを作る」だけではなく、「なぜこのレイアウトにするのか」「なぜこの色合いにするのか」といった理由づけや情報整理ができることが必要です。さらに、クライアントの商品やモール特性によって求められるテイストはまったく違いますから、自分の得意なテイストに寄せるのではなく、コンセプトを理解して柔軟に表現を変えられるスキルも重要ですね。

 

――成果にこだわる姿勢が大切なんですね。

その通りです。ただ、それ以上に“楽しみながら試行錯誤する姿勢”や“幅広いタスクを前向きにキャッチアップしていく柔軟さ”を持った方は大歓迎ですね。コマースメディアは基本的に「結果が出るなら何でもやっていい」というベンチャー気質なので、枠にとらわれずに成長していける方とぜひ一緒に仕事がしたいです。

 

――たとえば「クリエイティブだけを極めたい」という方は向いていないでしょうか?

「クリエイティブ業務だけに集中したい」という希望が悪いわけではありません。ただ当社の場合は、売上が上がることを目的として運営面や販売を踏まえたデザインが求められるシーンが多いです。むしろ「いろいろな業務を経験することでデザイン力をより深めたい」や「ビジネス視点を身につけたい」という方にとっては、最高の環境だと思います。

 

上流から下流まで。手応えのある仕事をしたいなら、コマースメディアへ


――総じてコマースメディアで働く魅力を教えてください。

デザインはもちろん大切ですが、コマースメディアで働くと、

  • 商品づくり
  • データ分析
  • ブランディング

といった幅広い経験を積むことができます。自社ブランドをイチから育てていく過程では、取引先との交渉や海外向けのサイト展開など、これまでにない新たなスキルや視点を得られるでしょう。

クライアントワークでも、商品が既に認知されているブランドの売上をどう伸ばすか、季節やキャンペーンとの組み合わせ方をどう提案するかなど、想像以上に多彩なプロジェクトに携われます。

 

――その多彩さが“飽きない”ポイントなんですね。

まさにそうです。現在は自社ブランドの立ち上げを担当しているということもあり、商品の企画・仕入れ、取引先とのやり取り、物流まで全ての業務に携わっています。セール時期の確認や在庫管理など、細かな部分まで把握していなければ商品は売れません。そのため、多角的な視点と柔軟な対応が求められています。コマースメディアには、小売やECに関するすべての工程に携われるうえに、社内での異動や新事業への参加にも希望次第でフレキシブルにチャレンジできる環境があります。好奇心旺盛な人や新しいことが好きな人にとっては、本当に飽きが来ない会社だと思います。

 

――最後に、コマースメディアへの応募を検討されている方へのメッセージをお願いします。

「自分のデザインでどれだけ成果を出せるか試してみたい」

「幅広い仕事を通じて新しいスキルや経験を積みたい」

という方がいらっしゃれば、ぜひコマースメディアに飛び込んでみてください。私自身、上流から下流まで関わることで、デザインに一層説得力を持たせられるようになりましたし、売上が伸びたときの手応えや喜びは格別です。一緒にワクワクする仕事をしましょう!