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Shopifyで使える売り上げアップ施策3選!

「Shopifyでネットショップを始めたけど、なかなか売上が伸びない…」

そんな悩みをお持ちのあなたへ。Shopify(ショッピファイ)には、ショップの売上をアップさせるための様々な機能や施策が用意されています。

本記事では、Shopifyで使える売り上げアップ施策の中から、特に効果的な3つの施策を厳選してご紹介します。これらの施策を実践することで、ショップはさらに多くの顧客を獲得し、売上を伸ばすことができるでしょう。

弊社コマースメディアでは、様々な業種のお客様から売上アップのご相談をいただきます。そこで業種により様々な施策がありますが、この記事では、Shopifyで全業種で使える売り上げアップさせる施策を3つ説明します。次の3つの基本施策があなたのサイトでできているかまず確認しましょう。

売り上げアップ施策3選

ぜひ、最後まで読んで、あなたのショップの成長にお役立てください!

シングルサインオンの会員登録

現在、ブランドサイト、コーポレートサイトなど一つの企業で様々なサイトをお持ちの企業がたくさんあると思います。特にそのような企業には、シングルサインオンが必要です。

シングルサインオンとは、1つのIDで複数サイトにログインが可能な機能です。

例えば、一つの楽天IDで、楽天トラベルや楽天市場など様々なサイトにログインできることです。ユーザーはたった一つのログイン情報(ログインID)を覚えておけば、楽に複数のサイトにて使い回しが可能ということです。

ただ、実際にこの機能をサイトに設定する場合、高額な開発費用が掛かります。

そこでショップがShopify Plusプランですと「Multipass」という便利な機能で実現可能です!

Multipassでシングルサインオンを実現

ショップがShopify Plusプランですと、「Multipass」という機能を使用することが可能です。

Multipassを活用することで、複数のShopifyサイトを運営する事業者は、顧客に共通IDによるログインを許可することができます。これにより、複数サイトにおける会員登録の手間を省き、共通IDでのログインを可能にすることで、シームレスな顧客体験を提供し、ユーザビリティ向上に貢献します。

【事例】LINEログインを活用するメリット

シングルサインオンの事例につきまして、会員登録ページやログインページに「LINEでログインする」ボタンを設置することです。

LINEログインを活用するメリットは3つあります。

①LINE IDでサイトにログインできること

シングルサインオンにより、国内で圧倒的な普及率を誇るLINE IDを利用したログインをサイトに導入することができ、自宅でも、移動中でも、「簡単」にサイトログインが可能になります。

②ワンタップでデータを取得

LINEログインは、顧客だけでなくショップ側にも大きなメリットをもたらします。顧客がワンタップでLINEアカウントを通じて会員登録を行うことで、ショップ側は顧客のLINE IDを取得し、マーケティング活動に活用することが可能になります。

③LINE通知を送信

LINEログインは、ショップのCRM戦略を強化する上でも有効です。Shopify アプリ「CRM PLUS on LINE」との連携により、顧客のLINE IDを取得し、パーソナライズされたメッセージを配信することができます。カゴ落ち通知や再入荷通知などをLINEで配信することで、顧客とのOne-to-Oneコミュニケーションを促進し、顧客ロイヤリティの向上に繋がります。

【アプリ紹介】CRM PLUS on LINE

【アプリ名】CRM PLUS on LINE

Shopifyアプリ「CRM PLUS on LINE」は、Multipass APIを活用し、LINE IDログインをShopifyストアに実装することを可能にするアプリです。

このアプリを導入することで、会員登録ページやログインページにLINEログインボタンを設置できるだけでなく、LINE公式アカウントと連携したCRM機能を活用し、顧客とのエンゲージメントを強化することができます。

CRMのオートメーションを活用

Shopifyと連携可能なCRMとしては、Klaviyo、DotDigital、Mailchimpなど、多様な選択肢が存在します。CRM導入の最大のメリットは、顧客データベースを構築し、分析することで、パーソナライズされたマーケティング施策を展開できる点にあります。

CRMでは、顧客の購買履歴、サイト内行動、アクセス頻度など、様々なデータを収集・分析することができます。これらのデータを活用することで、顧客一人ひとりのニーズに合わせた的確なコミュニケーションを図り、顧客満足度向上に繋げることが可能になります。

また、Shopifyをはじめとする多くのプラットフォームで、AIを活用したCRMの進化が著しいです。顧客の購買履歴や行動データをAIが分析することで、顧客が次に購入する可能性の高い商品を予測するなど、より高度なパーソナライズ化を実現しています。

さらに、AIによるデータ分析に基づいた自動メール配信機能も充実しており、顧客一人ひとりに最適なタイミングで、最適なコンテンツを配信することが可能になっています。

【事例】CRMのオートメーション

多くのウェブサイトで、メルマガ登録機能が標準的に実装されています。しかし、顧客がメルマガ登録をした後、効果的なコミュニケーションを欠いたまま、顧客とのエンゲージメントを維持できていないケースも見受けられます。せっかく獲得した顧客も、その後のフォローアップが不十分であれば、サイトへの関心を失ってしまう可能性があります。

CRMを活用したマーケティングオートメーションは、この課題を解決するための有効な手段です。事前設定したシナリオに基づき、自動的にメールを配信することで、顧客との継続的な接点を維持し、サイトへの再訪を促すことができます。メルマガ登録後のフォローアップメールだけでなく、誕生日メール、購入完了メール、カート放棄メールなど、様々な顧客行動に対応したシナリオを設定することで、顧客体験を向上させ、コンバージョン率の増加に繋げることが可能になります。

【事例】オートメーションを活用した結果

こちらは某飲食企業様のKlaviyoで設定した初回購入後のオートメーションです(1ヶ月のデータです)。

オートメーションを設定する重要なポイント

①コツコツメール配信して購入を増やす

マーケティングオートメーションの設計においては、配信頻度のバランスが重要です。過剰な配信は顧客の離脱を招き、配信頻度が低すぎる場合は顧客エンゲージメントの維持が困難になります。

効果的なオートメーションシナリオを構築するためには、顧客の行動や属性を考慮し、最適な配信頻度とコンテンツを設計する必要があります。例えば、初回購入後間もない顧客には、商品レビューの依頼や関連商品の紹介など、購買意欲を高めるようなメールを配信する一方、長期間購入履歴のない顧客には、クーポンやキャンペーン情報などを配信することで、再購入を促すといった工夫が考えられます。

②パーソナライズは大事

顧客全員に同じ内容のメールを一斉配信することは、必ずしも効果的とは言えません。顧客の属性や行動履歴を考慮せず、画一的なメッセージを配信してしまうと、顧客の興味関心と乖離し、エンゲージメントの低下に繋がる可能性があります。

そこで重要になるのが、メールコンテンツのパーソナライズ化です。顧客一人ひとりのニーズに合わせた情報を提供することで、顧客体験を向上させ、購買意欲を高めることができます。例えば、Klaviyoのマーケティングオートメーションツールを活用すれば、顧客の初回購入商品に基づいた関連商品をメールで紹介するといった、きめ細やかなパーソナライズ化が可能になります。さらに、クーポンを付与することで、顧客の購買行動を促進し、コンバージョン率向上に繋げることが期待できます。 

商戦期の対策、チェックアウトリスク回避

欧米では、バレンタインデー、母の日・父の日、新学期、ホリデーシーズンなど、年間を通して様々なセール時期が存在します。日本では、Amazonプライムデーや楽天スーパーSALEなどの大規模セールイベントに合わせて、集中的にプロモーションを行う企業が増加傾向にあります。

特に欧米企業は、これらのセール時期を最大限に活用するため、事前に多様なコンテンツを制作・配信し、SNSフォロワーやメルマガ登録者などの見込み顧客を獲得する施策を積極的に展開しています。

オンラインセールは、適切な戦略とリスク管理のもとで実施することで、大きな売上増加に繋がる可能性を秘めています。一方で、在庫管理、物流体制、顧客対応など、様々な課題への対応も求められます。事前の計画と準備を徹底し、リスクを最小限に抑えることが重要です。

セールで気をつけるポイントは以下の通りです。

①大量注文によりサーバーがダウン

予期せぬアクセス集中や注文の急増により、サイトがダウンしてしまうことは、ビジネスにとって大きな痛手となります。Shopifyは、クラウドベースのECプラットフォームとして、高負荷な状況にも耐えうる堅牢なインフラストラクチャを備えています。そのため、独自のサーバーを契約する必要がなく、安定したサイト運営を実現できます。

②Shopify Plus: セール中のサポート

Shopify Plusプランでは、大規模なセールイベント開催などに際し、事前にShopify側に通知することで、専任のサポートエンジニアによる技術的な支援を受けることができます。予期せぬトラブル発生時にも迅速な対応が可能となるため、安定したサイト運営と顧客体験の維持に役立ちます。

③Shopify Plus: チェックアウトボット防止

大規模なセールイベントでは、ボットによる不正注文のリスクが高まります。Shopify Plusプランでは、高度なボット対策機能が実装されており、不正な注文を自動的に検知・遮断することで、ビジネスへの損害を最小限に抑えることができます。

ECサイト運営においては、集客やコンバージョン率向上といった攻めの施策に加え、不正注文対策やセキュリティ強化といった守りの施策も重要な要素となります。Shopify Plusのボット対策機能は、事業者が安心してビジネスに集中できる環境を構築する上で、強力な武器となるでしょう。

最後に

この記事では、Shopifyで全業種で使える売り上げアップさせる施策を3つ取りあげました。

「Shopifyでネットショップを始めたけど、なかなか売上が伸びない…」とお悩みがある方はぜひこの記事の施策を試してみてください。

売り上げアップのご相談や運用についてやお困りごとなど、お気軽に弊社にご相談くださいませ。
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