「Shopifyでネットショップを開業したけれども売上がなかなか上がらない」
「Shopifyの解約をしたいが手順がわからない」
ストアを開設したはいいものの売上が上がらなかったり、他のECサービスのほうが相性が良かったりという理由で、解約を検討する事業者の方もいるかと思います。
とはいえ、解約となると開設や運用に比べて情報や事例が少なく、不明・不安な点がいろいろと出てくるのではないでしょうか。
また、いきなり解約するのではなく、売上が上がらないのであれば、ストアの一時停止やプラン変更も方法の選択に入れたいところです。
本記事では、Shopifyストアの解約および一時停止の方法と注意点について詳しく解説します。合わせて参考情報として、プラン変更についても紹介します。
Shopifyストアを解約・一時停止する方法
Shopifyストアの解約・一時停止は以下の手順で行います。Shopifyストアの解約・一時停止は、ストアオーナーが手動で行う必要があります。ShopifyサポートがShopifyストアを解約・一時停止することはできません。
1.管理画面にストアオーナーとしてログイン
2.管理画面[設定]クリック→[プランと権限]または[アカウント]をクリック
※「設定」は管理画面の左にあるメニューの最下部にあります。
シングルログイン設定済は[プランと権限]、未設定は[アカウント]が表示されます。 ※シングルログインとは、ストアオーナー・スタッフメンバーともに、一つの統合メールアドレスとパスワードで、アクセス権のあるすべてのストア・Shopifyサービスにログインできるシステムのこと。
3.ストアのステータスセクションにおいて、それぞれ以下の手順を踏む
解約:[ストアを閉鎖する]クリック→パスワード入力→[ストアを閉じる]クリック
一時停止:[ストアを停止]クリック→[ストアを停止]クリック
解約と一時停止の違い
解約
解約・閉鎖は恒久的なものです。一度、解約・閉鎖をすると管理画面にアクセスできなくなり、URLを入力してもストアが表示されなくなります。
再びストアを作成する場合でも、同じストア名・myshopifyドメインで作成ができません。ただし、解約から30日間は、ストアのすべてのデータおよび設定情報が保持されます。
一時停止
一時停止は一時的なものです。通常プランの月額料金は発生しませんが、月額14ドル(USD)がかかります。プランを選択していつでも再開可能です。
一時停止中でも、管理画面にアクセスでき、ストアは表示されています。商品の購入はできませんが、閲覧は可能です(非表示設定も可能)。
Shopify解約・一時停止の際の注意点
Shopifyストアの解約・閉鎖もしくは一時停止の場合も、手続き前に次の点を確認しておきましょう。
未払い料金の精算
Shopifyストアを解約・一時停止する前に、未払い料金の清算を行う必要があります。
Shopifyの支払い状況は、管理画面[請求情報]にて確認できます。Shopify利用に関する支払いは、基本的に登録しているクレジットカードやPayPalで行われます。
Shopify利用に関して発生する料金は、定期請求と一度限りの料金があります。Shopifyストア解約・一時停止の際に特に注意すべきは、定期請求です。
定期請求には、以下の料金が含まれます。
- Shopifyサブスクリプション:Shopifyの利用プランに応じた利用料金。30日/1年/2年/3年いずれかの請求サイクル。請求サイクルごとに、次の利用期間分の前払いを行う。
- 定期的なアプリケーション料金/アプリ使用料金:定額料金のアプリもしくは月の使用量に応じた料金が発生するアプリの利用料金。いずれも30日の請求サイクルで、その月の利用料金が次の請求書で請求される。
- 取引手数料:Shopifyペイメント・手動の決済方法以外の決済サービスを利用する注文に対してかかる手数料。その月の料金が次の請求書で請求される。
Shopifyサブスクリプションは前払いのため、未払いのまま解約・一時停止ということは起こりにくいのですが、アプリ料金と取引手数料に関しては忘れずに支払いを行ってから解約・一時停止手続きを行いましょう。
一度限りの料金には、以下の料金が含まれます。解約・一時停止前にこれらの利用があった場合は、支払いを行ってから解約・一時停止手続きを行いましょう。
- 買い切りのアプリ料金
- ドメイン
- テーマ
- 仲介サービス(エキスパートマーケットプレイス)
- 配送ラベルと配送調整
なお、定期請求は毎月の請求書にまとめられていますが、一度限りの料金は個別の請求書となります。
プラグイン(アプリ)の個別キャンセル
Shopifyは、プラグイン(アプリ)を利用することで、さまざまな機能を簡単に追加できるといのが、メリットのひとつです。
しかし、解約・一時停止をする場合、Shopifyを解約・一時停止しても、利用中のアプリが一緒に解約・一時停止されるわけではありません。そのため、Shopifyの解約・一時停止を行う前に、アプリについて個別に解約(キャンセル)を行う必要があります。
アプリの個別キャンセルを行わないと、Shopifyを解約・一時停止したのに、アプリの料金が発生し続けるという状況になります。アプリは一時停止ができないので、基本的には解約(キャンセル)という形になります。
Shopify解約・閉鎖の際の注意点
前述の注意点と合わせて、Shopifyストア解約・閉鎖の際には次の点にも注意しましょう。
カスタムドメインの移管・削除
Shopifyから別のサービスに移行予定の場合、特に注意したいのがカスタムドメインの扱いです。
まず、Shopifyで購入したカスタムドメインは、別のプロバイダーに移管できます。
また、外部から購入したカスタムドメインは、管理画面でShopifyストアから削除できます。Shopifyストア解約・閉鎖前にこの手続きを行わないと、他のWebサイトでそのドメインを使用できない可能性があるので注意しましょう。
閉鎖後90日間はHSTSが有効
Shopifyでは、セキュリティ対策のため、ブラウザが特定のWebサイトにアクセスする際、HTTPS接続のみを使用する仕組み「HSTS」を採用しています。
このHSTSは、Shopifyストアを解約・閉鎖してドメインを新しいプラットフォームに移行させる場合でも、解約・閉鎖後90日間有効となります。
そのため、移行先のプラットフォームがHTTPSを使用していない場合、その90日間、ユーザーがWebサイトにアクセスした際、「信頼できないサイトです」「証明書が有効ではありません」といったエラーメッセージが表示されます。
Shopifyから別のサービスに移行を検討している場合は、この点も考慮に入れて移行先を選びましょう。
Shopify一時停止の際の注意点
Shopifyストアを一時停止する場合、前述の点と合わせて次のことにも注意しましょう。
ストアの表示や商品情報の編集について
Shopifyストアを一時停止した場合、オンライン上での商品の購入はできなくなりますが、サイトは表示されたままで、商品の閲覧も可能です。
この状態のままだとユーザーから問い合わせが入る可能性もあるので、テーマをカスタマイズして以下2点を変更しておきましょう。
- 商品価格を非表示にする
- [カートに追加する]ボタンを非表示にする
サイトそのものを表示したくない場合、サイトをパスワードで保護して、サイトではなくパスワードページを表示、パスワードを入力しないとサイトにアクセスできない形にもできます。この際、パスワードページにメッセージを表示することも可能です。
その手順は以下の通り。
1. 管理画面[オンラインストア]→[各種設定]に移動
2. パスワード保護エリアまでスクロール→[パスワードを有効にする]をチェック
3. [パスワード]にストアアクセス用のパスワードを入力
※管理画面ログインパスワードと同じものを使わないよう注意!
4. [ストア訪問者へのメッセージ]に、パスワードページに表示するメッセージを入力。メッセージを表示しない場合は空白のままにする。
5. [保存]をクリック
パスワード保護を解除する場合は、[パスワードページを有効にする]のチェックを外せば解除されます。
ストアを再開する方法
Shopifyストアを再開する方法は非常に簡単で、以下の手順で再開ができます。
- 管理画面にストアオーナーとしてログインする。
- [設定]クリック→[プランと権限]または [アカウント]クリック
- [プランを比較する]クリック
- 利用可能なオプションで料金プランを選択
プラン選択により、一時停止が解除されます。一時停止前に利用していたプランに自動的に戻るわけではないので注意しましょう。
プラン変更も選択肢に
Shopifyには次の3つの料金プランがあります。
- ベーシック:月額29ドル(USD)
- スタンダード:月額79ドル(USD)
- プレミアム:月額299ドル(USD)
売上が上がらなくてストアの閉鎖もしくは一時停止を検討する場合、よりリーズナブルなプランへの変更を選択肢に入れてみるのも良いのではないでしょうか。
もっともリーズナブルな料金のベーシックプランでも、ECサイト運営に十分な機能がそろっており、少人数で運営するのであれば十分なプランとなっています。
なお、ベーシックプランになくて、ほかのプランにはある基本機能は以下の通り。
- ギフトカード
- プロフェッショナルレポート
- 高度なレポートビルダー
- 外部サービスの計算済み配送料
最上位のプレミアムプランにのみある基本機能は以下の通り。
- 高度なレポートビルダー
- 外部サービスの計算済み配送料
この他、以下のように上位プランほど利用できるスタッフアカウント数が多くなります。
- ベーシック:2
- スタンダード:5
- プレミアム:15
また、プラン変更の目安のひとつに、取引手数料と月額利用料があります。
上位プランほど取引手数料のパーセンテージが下がるので、上下2つのプランを比較して、取引手数料の差額が月額利用料の差額より小さいのであれば下位プラン、大きいのであれば上位プランという考え方もひとつです。
プラン変更の手順
プラン変更はいつでも管理画面から可能です。手順は以下の通り。
- 管理画面[設定]クリック→[プランと権限]または [アカウント]クリック
- プランの詳細セクション[プランを比較する]クリック
- [このプランを選択する] クリック(利用可能なプランのいずれかを選択)
- 請求サイクルをクリック、クレジットカード請求に関する説明を読む
- [変更を確認する] クリック→新しい契約を承諾または[キャンセル]クリック
なお、Shopifyストアの一時停止をした場合、再開時に一時停止前のプランは引き継がれないので、利用可能なプランから新たにプランを選択することになります。
それでも解約方法がわからない場合はサポートに相談
Shopifyストアの解約・閉鎖を行う際、少しでもわからないところや不明点があり、本記事を確認しても解決できない点があった場合は、Shopifyサポートに相談してみましょう。
いったん解約・閉鎖をしてしまうと、管理画面にもアクセスできなくなるため、解約・閉鎖は慎重に行うことをおすすめします。
解約・閉鎖手順の最終段階は、<[ストアを閉じる]をクリック→パスワード入力→[ストアを閉じる]クリック>となりますが、なにか相談したいことがある場合は、最終的に[ストアを閉じる]をクリックする前にサポートに問い合わせてみましょう。
一時停止の場合は、簡単に再開できるのでそこまで構える必要はありませんが、疑問点・不明点は遠慮せずShopifyサポートの力を借りましょう。
外部リンク:Shopifyサポート
【まとめ】Shopifyの解約方法の手順
Shopifyの解約および一時停止は、管理画面の[プランと権限]または[アカウント]>ストアのステータスセクション[ストアを売却、閉鎖][ストアを停止]から簡単に行えます。
ただし、解約・一時停止前には次の点に注意しましょう。
- 未払い金の精算
- プラグイン(アプリ)の個別キャンセル
解約後に他のプラットフォームへの移行を考えている場合は、次の点にも注意したいところです。
- カスタムドメインの移管・削除
- 移行先プラットフォームのHTTS対応
Shopifyストアを解約・閉鎖すると管理画面に入れなくなり、URLを入力してもサイトが表示されなくなります。30日間はデータ・設定情報が保持されますが、慎重に手続きを行いたいところ。
一時停止の場合は、再開が簡単なこともあり、そこまで構える必要はありませんが、一時停止後に注意したいことがあります。
一時停止では商品の購入はできないもののサイトは表示されるため、ユーザーを混乱させないためにも、次の対応を行っておくと良いでしょう。
- 商品価格・[カートに入れる]ボタンを非表示にする
- 場合によっては、サイト自体をパスワードで保護して非表示にする
売上が上がらないために解約を検討している場合、いきなり解約ではなく、一時停止をして体制を整えたり、リーズナブルなプランに変更したりという選択も一度検討してみてください。
そして、解約にしろ、一時停止にしろ、少しでも疑問点・不明点があれば、手続き完了前にShopifyサポートに問い合わせましょう。