※本記事につきましては、サブドメインを対象とした内容にはなっておりません。メールアドレスにサブドメインをご利用の場合は設定ができない可能性がございます。大変恐れ入りますが予めご了承くださいませ。
Shopifyのストアで設定する「送信元メールアドレス」は、お問い合わせ等、お客様とのやり取りに使用される重要な項目です。ブランド認知や信頼性の確保のため、独自ドメインでのメールアドレスを設定しているストアは多いのではないでしょうか。
今後、このメール配信が新しい認証済みの方法へ移行することが発表されており、メールアドレスのドメインを認証することが推奨されています。
本記事では、認証の方法について解説していきます。
メールアドレスのドメインを認証しないと何が起こるのか?
ドメインの認証をしない場合でも、お客様にメールを送信することは可能です。しかし、
- お客様に届くメールの送信元(From)に「shopifyemail.com 経由」といった表示が入る
- お客様にメールが届いた際に「迷惑メール」に入ってしまう可能性がある
上記のような現象が起こり、メール到達率の低下が懸念される形となります。特に迷惑メールフォルダに入ってしまうことは、お客様からの信頼性低下やメールに気付いてもらえないなどといった問題が考えられるため、ドメイン認証をしておくと安全です。
今までもドメイン認証の方法はあったが今後非推奨に
今までにおいても、送信元メールアドレスのドメイン認証をする方法はありました。
ご契約されている外部ドメインサービス(お名前.comなど)のDNS設定にて「v=spf1 include:shops.shopify.com ~all」という値のSPFレコードを設定する方法です。
しかし、新しい認証済みのメール配信へ移行するにあたり、上記の方法は非推奨となることがShopify公式より告知されております。
すでに上記SPFレコードの設定をしているストアも、新しい認証を行うことが重要とされています。
新しいドメイン認証の方法について
今後はメールアドレスのドメイン認証を行う際、下記の手順で進めていきます。
1. ストア管理画面の「設定」→「一般設定」へ
2. 「送信元のメールアドレス」の項目の「管理する」をクリック
3. 「認証する」をクリック
ドメインステータスが「認証されていません」の状態だと、shopifyemail.com経由となる旨の表示がされています。
4. ナンバー1〜ナンバー4までの情報をまとめておく
ポップアップウィンドウが表示されます。「ナンバー1を記録する」から順に、種類・ホスト名・値をコピーしてまとめておきましょう。ここまで行ったら、一旦この画面のままにしておきます。
ご注意:ここから先は専門知識をお持ちのドメイン管理者による設定を推奨いたします。
5. 外部ドメインサービスにてDNS設定を行う
ブラウザの別タブを開き、ご契約されている外部ドメインサービスにアクセスしてDNS設定を行います。
先ほどまとめておいた情報を、ナンバー1から順に設定していきます。例えばお名前.comの場合「種類」を「TYPE」に、「ホスト名」を「ホスト名」に、「値」を「VALUE」に入力します。
※TTLはそのままの数値で問題ございません。
ナンバー4の情報まで入力したら登録を行い、DNS設定は完了です。
6. 「ドメインを認証する」をクリック
Shopifyの管理画面の方に戻り「ドメインを認証する」ボタンをクリックしてください。
7. 「保留中」のステータスになることを確認
認証を行うと、下記写真のようにドメインステータスが保留中に変わります。また、ドメインを認証中のメッセージも表示されます。
ここまで確認できたら、ドメインが認証されるまでしばらく待ちます。最大24時間かかる場合がございます。
8. ドメイン認証が完了すると
ドメインの認証が完了すると、下記写真の赤枠部分下に表示されていた警告テキストが出なくなります。
ここまで確認できたら認証は完了となり、お客様にメールを送信した際、送信元(From)にはストア独自ドメインのメールアドレスのみが表示されるようになります。また、お客様側でメーラーの振り分け設定等を行っていない限りは、迷惑メールフォルダに入ってしまう問題も防げます。
まとめ
以上、Shopifyストアの送信元メールアドレスをドメイン認証する方法を解説いたしました。お客様とメールのやり取りをする際に、特に送信した内容がお客様側の迷惑メールに入ってしまわないよう早めの対策をおすすめいたします。
設定についての不明点がございましたら、ぜひ当社にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
【関連】メールメッセージがお客様に送信されることを確認する(公式ページ)
※この記事は2021年8月時点の内容です。今後のアップデートやShopifyの仕様変更等により、記事の内容どおりに設定ができない場合があります。